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遅ればせながら新年のご挨拶 [折り紙・写真・雑文]


     新しい年を迎え

    今年1年の抱負など考えてみても何も思いつかぬまま

    気が付けばもう鏡開きの日を迎えておりました。



       おくればせながら

         新年のご挨拶を申し上げます

    

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       本年もよろしくお願い申し上げます。




 





 新年早々こういう話もどうかと思い躊躇しておりましたが

 門松も取れて何日か経っているしもうそろそろ良いかと思い

 パソコンを開きました。



 昨年、令和二年もあと残すところ3日

 後見の様な事をしてきた主人の姉が92才でなくなりました。

 老衰でした。


 彼女は初めの結婚で辛い目にあい

 やっと見つけた次の連れ合いには先だたれ、子供もおらず

 不義理をした実弟(私の夫)とも疎遠になっていたところ

 10年前家で倒れているところを大家さんに発見され

 ほかに身寄りも無くなっていたので、

 我が家に連絡が来ました。


 介護保険取得、施設探し、その他もろもろの後始末をして

 特別養護老人ホームに入居することが出来ました。

 そして10年が経ちました。


 幸せな事に入居したホームは一見して

 安心してお預け出来る環境であると感じました。


 主人は実姉を私に残して先に逝ってしまい

 道として私が責任をもって 送らなくてはと思い

 御世話してまいりましたが、このコロナ禍の中

 ほとんど1年近く面会もせず過ごしてしまいました。


 

 様子がおかしいと連絡を受け、急いで施設に参りましたが

 その瞬間には立ち合うことが出来ませんでした。 しかし


 人の一生は旅立つ時まで幸せであったか不幸であったかは分からない

 と誰かが言っていましたが、

 彼女の一生は決して幸せなものでなかったのですが

 最後は施設の何人ものヘルパーさんに

 楽しかったことを話しかけてもらいながら

 静かに旅だったそうです。穏やかに眠るようでした。


 そして沢山の方々に見送られて施設を出ることが出来ました。


 施設の費用は、寡婦年金と少しの貯金がありましたので 

 私の持ち出しはなしに済みました。

 持ち出しながらの御世話だったらどの程度までできたか

 我ながら考えてしまいます。



        2021-01-04 08.44.10.jpg


     4日はお天気も良く葬儀社のすぐそばから美しい富士山が・・・

     電線が邪魔ですがどうやって避けることが出来ませんでしたが

     あまりに美しかったので携帯で撮ってみました。 


 


 父母、夫と3人の最後をお世話いただいた葬儀社にお願いし、

 年末年始で時間がかかることを覚悟していましたが

 思ったより早く、正月明け4日に

 通夜なしの本葬だけでしたが無事済ませることが出来ました。


 こういう時期ですので 息子にもきつく来ないように伝え

 私一人でお送りしました。


 あとは生前に埋葬を許可していただいている岡山にある

 ご主人の眠っている墓所までお連れすること。


 旅行もままならないこの時期、いつお連れできるか分かりませんが

 それが終われば完全に開放されます。


 私があちらの世界に行ったとき胸を張って主人に会えます。


 それほど肩ひじ張ってお世話してきた自覚はなかったのですが、

 この何日間かは気が抜けたように何もすることもせず、

 時間があると、若い頃の様に長時間眠っていました。

 本人も気づかぬうちに色々たまってしまうことってあるのですね。

 肩が少し軽くなったようにも思います。





 新年早々このような話に

 お付き合いいただきありがとうございました。





   今年の初甘いものは

   流石松平不昧公のおひざ元

   大粒の小豆を薄い砂糖の膜で包んだ上品な甘さの和菓子

            薄小倉です

     DSC_1249.jpg

 これもcoopでたまに出るのですが見逃せません。

 

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